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Web制作会社への転職活動と採用側が見るポイント

2019-12-15

その他

未経験からWeb業界に飛び込んでくる人を見ていると、昔の自分を思い出します。僕は未経験からWeb制作会社に転職してかれこれ5年目に突入しました。今回は僕の転職活動を通して得た教訓と、いま採用側になって思うことを書きます。

これからWeb業界(特にWeb制作会社)を目指す人にとって少しでも参考になれば幸いです。

転職活動の戦績と教訓

まず転職活動当時の僕のスペックですが、こんな感じでした。

・年齢:28~29歳くらい
・職業:無職(元メーカー営業職)
・Web制作経験:職業訓練(Webコース/3ヶ月)のみ

Web制作者としてのスキルといったら職業訓練で3ヶ月間、Web制作ノウハウを受講したくらいでした。当時はポテンシャル採用を目指して30社くらいに応募したんじゃないかと思います。結果はことごとく落選。書類選考での落選もかなり多かった記憶があります。

面接に呼ばれてもデザイナー達に可哀相なモノを見る目で見られたり、「キミ全然業界のこと知らないね~」と謎のグロースハッカー的な人にマウントをとられて終了とかでした。

活動途中、「やっぱり未経験からの正社員採用はハードルが高いか…」と思い、人材派遣への登録も行いました。 しかし、人材派遣会社が自分の志望通りの職場を紹介してくるとは限りませんでした。また、紹介先の面接を受けないと次の職場は紹介してもらえない始末。

派遣先にミスマッチな人材を紹介しても時間の無駄な気がするんですが、どういう習慣なんでしょうね。面接側も「あなたはもっと違う職場のほうがいいね…」と困惑していました(もちろん能力不足という意味もあったでしょうけど)。

というわけで、もちろん派遣採用もうまくいかずでしたが、そんな僕でも正社員になることを諦めなかった結果、今の会社も含めて3社から内定をもらうことができました。

ですので、この活動で得た教訓はただ一つ「諦めなければいつか内定は出る」ということです。 当たり前のことかもしれませんが、不採用通知をもらいまくるとかなり心が折れそうになるので、これが意外と大変なんです。

採用側が見るポイント

僕の話はこれくらいにしておいて、今は採用側になった僕が面接で見るポイントについてざっくり書きたいと思います。

面接にくる人はたいていやる気に満ちた態度をとるので、正直ほんとうにやる気があるかは見抜けません。ただし、採用か不採用かの判断基準は持っているので、だいたい以下のようなポイントを見ているとその人がWeb制作会社に向いているかいないかはすぐわかります。僕が重視しているポイントを優先順位の高いほうから紹介します。

(1)ポートフォリオがあるかないか

職業訓練やスクールに通った人なら、必ずといっていいほど成果物を作成していると思いますが、その成果物を提出するかしないかという点です。(独学の人も何らかの成果物を作ったほうがいいです)

※ポートフォリオとはなんぞや?という人はこちらの記事を参考にしてください。
https://utws.net/blog/portfolio/

Web制作会社の選考ではポートフォリオの提出が義務付けられているところが多いです。それでもたまにポートフォリオを提出しない人がいますが、僕としてはその時点で不採用です。

そもそも提出するよう言われているのに提出しないということは「仕事で言われたことを守らずテキトーにやります」と宣言しているようなものです。

「まだ途中なので…」という人もいますが、途中でも下手でもいいから作ったものは出しましょう。正直、未経験者の作品クオリティーなんて重視していません。それよりもなぜこのような物を作ったかをきちんと説明できるかを見ています。

Webデザインはただお洒落なサイトを作れればいいわけではありません。そのサイトのコンセプトやユーザーのことを常に意識することが必要であり、その意味を考えながらサイトをデザインできる人が向いていると思っています。

まあ、そんな僕も美大出身の友人に教えてもらうまでは「ポート…なにそれ?」な状態だったので持つべきものは友人かもしれません。ここでポートフォリオの存在を知った人はラッキーですね。さっそくポートフォリオの制作に取り掛かかってください。

(2)挨拶や礼儀ができているか

『Webデザイナーやプログラマーって専門職だし、会社内でPCいじるだけで客先に合わなくてもよさそうだし、服装も自由そうだから挨拶や礼儀なんて不要だろう』

という認識が少しでもあるなら今すぐ改めたほうがいいですね。

Webデザイナーやプログラマーもクライアントに会って打ち合わせをします。社内でも打ち合わせをします。電話もするしメールもします。

クライアントに失礼な態度をとってしまうのはもちろんアウト。Web制作はチームで協力することが多いので、マナーを守れない人は社内でも迷惑をかけることになります。

また、社会人として必要最低限の電話やメール、名刺交換などのビジネスマナーもしっかり身に付けておきたいところです。

Web制作技術は就業後にいくらでも身に付けることができますが、挨拶や礼儀やビジネスマナーというのは個人の意識も重要となってくるため、案外身に付けることが難しいです。逆にその辺がすでに身に付けている人はポテンシャル採用の可能性が十分にあります。

(3)志望動機があるか?

「なぜウチを志望されたんですか?」

この質問への回答は意外と難しいですが考えておきましょう。これは面接官の立場になるとわかると思いますが、Web制作会社なんて五万とある中でなぜ応募者が自社を選んだのかはすごく気になります。

また、Web制作会社というのは中小企業が多いです。正直、大企業に比べてキャリアパス的なものが明示されていることは少ないと思います。つまり、あなたの将来はあなたが決めるパターンになるので、入社後のビジョンはあったほうがいいと思います。

もちろん『最初から踏み台にする予定だぜ!』というのも結構なのですが、まずは面接に受からないとキャリアをスタートさせることができません。

壮大なことでなくてもいいのです。

「御社は○○業界のWebサイトをたくさんデザインしていて、私も作りたいと思っていたので」
「御社の○○という経営理念に共感しまして」
「御社のブログを見てこんな人達と働きたいと思って」

とか、少しはその会社について理解を深めてから面接に望みたいところですね。

まとめ

さて、僕の教訓と採用側から見るポイントについて書きました。

僕もそうでしたが、正社員を諦めてアルバイトや派遣社員になろうとする人もいますが、もし正社員採用を希望されるなら諦めないほうがいいと思います(資金に余裕のない場合は除くけど…)。

ステップアップのために何社か渡り歩く気があるにしろ、正社員経験は転職に有利だと思いますからね。

とにかく不採用なのは当たり前。むしろこちらが面接してやるくらいの気持ちでいけば良いと思います。

※使用画像の掲載元

クリエイター:newginさん
掲載元サイト:写真AC